12月12日のスケブコインの動向、0.2円台で推移

2023.12.12

12月12日14時時点のスケブコイン(SKEB)の価格は0.2円台で推移している。

前日11日の米国株式市場のダウ平均は157.06ドル高(+0.43%)と続伸。今週控えている消費者物価指数(CPI)の発表や連邦公開市場委員会(FOMC)待ちでまちまちで寄り付いた。ただ、インフレ鈍化を受けて利上げ終了観測が一段と強まる中、ソフトランディング期待が下支えとなり終盤にかけて上げ幅を拡大した。ナスダック総合指数は続伸、主要株価指数がそろって上昇した米株市場を横目に、日経平均は上昇スタート。その後は上げ幅を縮小する展開となっている。

暗号資産市場全体の時価総額は1兆5700億ドル(Coin Market Cap)と前日からやや減少している。ビットコインのハッシュレート(採掘速度)は上昇一服感が台頭している一方で、主要取引所の出来高は増加基調にある(Blockchain.com)。ビットコイン(BTC)のドミナンス(暗号資産市場全体に占めるビットコインの時価総額の割当)は、TradingViewのデータによると53.0%で推移している。

2023年の1月末から2月初めには0.8円台まで上昇する動きを見せていたが、2月末からは大きく値を崩して0.3円まで下落、その後も軟調な展開となり5月からは0.2円を割って0.14円台で推移した。さらに、6月に入ると暗号資産市場の急落を受けて0.08円まで下落した。6月末からは買い戻しが広がり7月には一時0.38円まで急騰、8月に入って0.40円を超える水準まで上げ幅を広げた。直近はじりじりと下げ幅を広げており、ビットコインやアルトコインの上昇と比較して、スケブコインの上げ幅は限定的で、本日は0.20円台で推移している。

海外プラットフォーマーによる表現の規制が問題となっている昨今、2021年2月には、大手クレジット会社から複数の出版社に対して、特定の表現がある場合クレジット決済が取り扱えなくなる旨の通知があった事実が発覚した。こうした中、新たな決済手段としてブロックチェーンに注目したのがSkeb Coinである。既存のSNS上でクリエイターへ投げ銭が可能となる新サービスでの利用やZaif Paymentでの決済可能資産にSkeb Coinを追加するなど、Skebをはじめとした国内のECサイトでの決済に利用できるユーティリティトークンとして活用される予定。2022年8月、Skeb CoinはIDOプラットフォーム「DAO Maker」でIDOを実施し、約4,100万円を調達するとともにSkeb Coinをローンチした。

筆者一覧

 
人気の記事

最近の記事

SNSでシェアする

タグ一覧

ピックアップ