12月12日のフィナンシェトークンの動向、0.26円台で推移

2023.12.12

12月12日14時時点のフィナンシェトークン(FNCT)の価格は0.26円台で推移している。

暗号資産市場全体の時価総額は1兆5700億ドル(Coin Market Cap)と前日からやや減少している。ビットコインのハッシュレート(採掘速度)は上昇一服感が台頭している一方で、主要取引所の出来高は増加基調にある(Blockchain.com)。ビットコイン(BTC)のドミナンス(暗号資産市場全体に占めるビットコインの時価総額の割当)は、TradingViewのデータによると53.0%で推移している。

2023年3月16日にコインチェックに新規に上場したフィナンシェトークンは、上場初日に一時3.1円を付けた。翌日17日の終値は販売価格0.41円から約3倍となる1.15円に。ただ、換金売りが優勢となり0.2円台まで下落、6月に入って暗号資産市場全体が軟調に推移すると、フィナンシェトークンも下げ幅を広げて0.12円まで下落した。その後、一時0.45円まで回復したが。ただ、10月以降はじりじりと下げ幅を広げた。11月に入ってビットコインや主要アルトコインの上昇に連れ高となり、再度0.32円まで回復。しかし、買いは続かず直近は0.26円台で推移している。

フィナンシェトークンは、プラットフォーム「FiNANCiE」で使用されるERC-20規格のユーティリティトークンである。NFTの発行・販売・管理を通してスポーツクラブやクリエイターのデジタル資産に価値を付与するだけでなく、コミュニティ活性化に貢献するサポーターにメリットを還元できる仕組みを構築する。Coincheck IEOを通じてIEOが実施され、総発行量200億FNCTの13%となる26億FNCTを10億6,600万円で販売した。募集価格は1FNCTあたり0.41円で、募集1口あたり10,000FNCT、最大申込口数は2,000口=2000万FNCTだった。実際の申し込み額は、目標額を大きく超え約200億円で、18.78倍の申し込み倍率を記録した。

画像:コインチェックチャートから引用

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