12月14日のフィスココインの動向、58円付近で推移

2023.12.14

12月14日9時時点のフィスココイン(FSCC)の価格は58円付近で推移している。

前日13日の米国株式市場のダウ平均は512.30ドル高(+1.40%)と大幅続伸。11月生産者物価指数(PPI)は予想を下回った。また、連邦準備制度理事会(FRB)がFOMCで予想通り政策金利を3会合連続で据え置くことを決定した。パウエル議長も会見でタカ派色を見せず、来年の利下げ観測が一段と強まると、長期金利の一段の低下で買いに拍車がかかり、終盤にかけて上げ幅を拡大した。ナスダック総合指数は大幅続伸、主要株価指数がそろって上昇した米株市場を横目に、日経平均は下落スタートとなった。

暗号資産市場全体の時価総額は1兆6100億ドル(Coin Market Cap)と前日から増加している。ビットコインのハッシュレート(採掘速度)は再度上昇に転じる一方で、主要取引所の出来高は増加基調にある(Blockchain.com)。ビットコイン(BTC)のドミナンス(暗号資産市場全体に占めるビットコインの時価総額の割当)は、TradingViewのデータによると53.4%で推移している。

1月1日の始値275円を付けて以降フィスココインは右肩下がりの推移が続いていた。6月に入って米証券取引委員会(SEC)の規制発言を受けてPoSコインの連れ安となり一時113円台まで下落。ただ、買い戻しが広がり7月にかけて200円まで急回復した。その後、買いは続かずじりじりと下げ幅を広げて11月に入って60円を割って一時50円まで急落した。直近はビットコインの上昇に連れ高とはなっていないが、やや上げ幅を広げて58円付近で推移している。

FSCC の利用範囲の拡大を目指しているFDAPは12日、FSCCレンディングアプリケーションの第35回募集をスタートした。第35回貸出は、2024年1月9日8時59分まで申込を受け付ける。第 35 回貸出において支払われる貸借料の総額は45万円で、貸借料率は91.23%となっている。

そのほか、フィスコは11月21日に、はっしゃん氏との共同開発ツール「IRSpeed【決算速報】」の無料β版を公開した。投資家はステーキングに応募することで、将来開発される「決算書 XBRLによる決算速報、時系列決算表示システム」の無料使用が可能になる。ステーキングにて応募いただいた金額が、開発資金に充当される仕組みになっている。今後の販売に関しては、IRSpeed【決算速報】が無料から利用できるが、有料オプションとして月額利用料 1,000 円 (年間12,000円一括払い) の機能も準備中としている。

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