2月15日のフィスココインの動向、50円付近で小動き

2024.02.15

2月15日8時時点のフィスココイン(FSCC)の価格は50円付近で推移している。

前日14日の米国株式市場のダウ平均は151.52ドル高(+0.40%高)と反発。ボストン連銀の前総裁が1月消費者物価指数(CPI)を受けた市場反応が行き過ぎとの見解を示したほか、イエレン財務長官やシカゴ連銀のグールズビー総裁がインフレ2%目標回帰の道筋にあることに変わりはない、と表明したため利下げ期待の再燃で底堅く推移した。特に、ハイテク株が買い戻され、相場を支援した。ナスダック総合指数は大幅反発、主要株価指数はそろって上昇した。

暗号資産市場全体の時価総額は1兆9400億ドル(Coin Market Cap)と前日から増加している。ビットコインのハッシュレート(採掘速度)は最高値を更新する一方で、主要取引所の出来高は増加に転じている(Blockchain.com)。ビットコイン(BTC)のドミナンス(暗号資産市場全体に占めるビットコインの時価総額の割当)は、TradingViewのデータによると54.0%で推移している。

フィスココインは年初に始値53円を付けて以降、横ばいでの推移が続いている。1月にビットコイン現物ETFが米国で初承認されてビットコイン価格が上昇、その後も主要アルトコインが上昇基調を維持したものの、フィスココインは連れ高とはなっていない。また、前日に円建てのビットコイン価格が上場来高値を更新して779万円まで上昇するも、フィスココインは50円付近で小動きとなっている。

FSCC の利用範囲の拡大を目指しているFDAPは6日、FSCC レンディングの第 37 回募集をスタートした。第 37 回貸出は、2024年2月6日9時から3月5日8時59分で申込を受け付けており、現在の年換算貸借料率は44.17%となっている。そのほか、フィスコは投資ツール開発プロジェクトの FSCC ステーキング応募サイトを公開している。FSCCサービス拡充の一環として、他社投資関連サイトなどと協業し、FSCCを活用して投資ツールの開発を加速する(保有する FSCC の一部を売却することで開発資金に充当)。直近では、著名投資家なごちょう氏推薦の「売上高営業利益率スクリーニング」のステーキング募集中となっている。

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