2月4日のアスターの動向、6円台で推移

2025.02.04

2月4日8時時点のアスター(ASTAR)の価格は6円付近で推移している。

前日3日の米国市場のダウ平均は122.75ドル安の44,421.91ドル、ナスダックは235.48pt安の19,391.96ptで取引を終了した。トランプ政権による対メキシコ、カナダ、中国関税発動への脅威に経済成長鈍化や物価上昇を警戒し投資家心理が悪化、寄り付き後、大幅安。その後、メキシコ大統領が合成麻薬や不法移民の国内流入を防ぐために治安要員を即座に国境に派遣し管理することでトランプ大統領と合意したため関税導入の1カ月間延期が発表され警戒感が緩和し下げ幅を縮小、ダウは一時プラス圏を回復した。同時に、交渉は開始したばかりで警戒感がくすぶり、相場は終日軟調推移した。

暗号資産市場全体の時価総額は3兆3500億ドル(Coin Market Cap)で推移している。ビットコインのハッシュレート(採掘速度)は右肩上がりの推移を継続、主要取引所の出来高はさえない(Blockchain.com)。ビットコイン(BTC)のドミナンス(暗号資産市場全体に占めるビットコインの時価総額の割当)は、TradingViewのデータによると61.1%で推移している。

アスターは昨年末に暗号資産市場の盛り上がりを受けて連れ高となり一時14円まで上昇した。ただ、その後は買いが続かず上げ幅を縮小、2025年に入っても売り優勢の展開となり10円を割った。直近は下げ幅をさらに広げて5円まで下落した。個別材料には乏しい状況。

昨年11月に新たなロードマップ「Astar Evolution Phase 1.5」を発表、従来のブロックチェーン基盤としての役割から、より広範なWeb3サービスの提供へと展開を広げるようだ。ソニーグループとアスターネットワークを開発するスターテイル・グループの合弁会社が開発する「ソニューム(Soneium)」との連携も本格的に開始する。ロードマップは、「相互運用性の促進」「ASTRトークンの拡張」「分散型ガバナンス」の3つの分野で展開される。

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