5月24日のコスモスの動向、1300円台付近で推移

2024.05.24

5月24日9時時点のコスモス(ATOM)の価格は1300円台で推移している。

前日23日の米国市場のダウ平均は605.78ドル安(-1.53%)と大幅続落。エヌビディアの好決算が投資家心理の改善につながったが、雇用関連指標やPMIが予想以上に強く利下げ期待の後退で長期金利が上昇し相場の上値を抑制。ボーイングの下落が重しとなり指数を一段と押し下げた。ナスダックも利益確定売りが重しとなり下落。主要株価指数がそろって下落した。

暗号資産市場全体の時価総額は2兆5300億ドル(Coin Market Cap)と前日から減少している。ビットコインのハッシュレート(採掘速度)は上昇一服感が台頭しているなか、主要取引所の出来高は上昇基調にある(Blockchain.com)。ビットコイン(BTC)のドミナンス(暗号資産市場全体に占めるビットコインの時価総額の割当)は、TradingViewのデータによると54.0%で推移している。

2024年に入り、ATOMは1535円でスタートしたが、買いは続かず1月末にかけて一時1300円台まで下げ幅を広げた。ただ、2月に入って、ビットコイン現物ETFへの流入が続いてビットコインが史上最高値を超えるなか、ATOMも連れ高となり3月には2100円台まで上げ幅を広げた。4月に入って売り優勢の展開となると下げ幅を大きく広げたが、直近は1400円まで値を戻していた。ただ、その後は冴えない値動きとなり、直近はイーサリアムが現物ETF承認期待で急騰する中、ATOMの上げ幅は限定的となっている。

コスモスは、レイヤー1のブロックチェーンでネイティブトークン「ATOM」を持つPoS銘柄である。TCP/IPをモデルとした相互運用性プロトコルであるIBCを介して通信し、安全なデータと価値の移転を行うソブリンブロックチェーンのエコシステムである。2023年3月15日にLambdaアップグレードが完了した。ATOMステーカーはコンシューマーチェーンが生成したトークンや手数料の一部をステーキング報酬として享受することができるようになる。

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