6月12日のカイカコインの動向、6.3円まで買い戻し広がる
2023.06.12
6月12日14時時点のカイカコイン(CICC)の価格は5.8円水準(Zaif)で推移している。
前週末9日の米国株式市場のダウ平均は43.17ドル高(+0.13%)と続伸。翌週に連邦公開市場委員会(FOMC)を控え動きづらい展開となったが、ハイテク株の買いに支えられ堅調に推移。利益確定の売りも出やすく一時マイナスに転じる場面があったがプラス圏を回復。ナスダック指数は上げ幅を縮めるも好材料が出た銘柄を中心に買いが続いた。主要株価指数が小幅に上昇した米株市場を横目に、12日の日経平均は前週末比146.95円高の32412.12円と続伸でスタート、その後はじりじりと上げ幅を広げる展開となっていた。後場からは上値の重い展開となりこう着感の強い展開に。
暗号資産市場全体の時価総額は1兆486億ドル(Coin Market Cap)と前週末からやや減少している。ビットコインのハッシュレート(採掘速度)は再度右肩上がりに推移、主要取引所の出来高は引き続き増加している(Blockchain.com)。ビットコイン(BTC)のドミナンス(暗号資産市場全体に占めるビットコインの時価総額の割当)は、TradingViewのデータによると49.2 %まで増加している。
2023年1月から横ばい推移を継続してきたCICCは、盛り上がる暗号資産市場とは対照的に2月に入ってさらに下げ幅を広げた。3月は7円台でもみ合う展開となったが、4月から再度じりじりと下げ幅を広げて軟調な展開に。4月26日には年初来安値6円をつけており、5月半ばまで底値圏で軟調もみ合い推移が続いた。ただ、5月16日を境に反転の兆しを見せて一時7.4円まで回復、6月初めまでは7円付近で推移。その後、主要アルトコインが急落したことを受けて連れ安となり6.0円まで下落、本日は6.1円からスタートしてやや買い手優位の状況となっている。
カイカコイン(CICC)は、株式会社CAICA DIGITALが発行しており、株式会社カイカエクスチェンジの運営する暗号資産交換所Zaifの取引所コインとなっている。ブロックチェーンのイーサリアムブロックチェーン上で発行されるトークンの規格であるERC20に準拠して発行されたトークンで、上場企業により発行され、かつ、暗号資産交換所で取引ができる、日本でも数少ないコインとなっている。国内ではZaifのみ取引でき、海外では複数の海外の暗号資産交換所で取引されている。暗号資産交換所Zaifでは新たにディープコイン(DEP)の取扱いを6月7日から開始している。また、カイカコイン(CICC)保有者への暗号資産エアドロップ第3弾としてDEPを配布する。配布時期は6月中旬を予定しており、第4弾以降もカイカコインを長期で保有しているユーザーへエアドロップを予定しているようだ。