6月16日のスケブコインの動向、0.12円台で推移

2023.06.16

6月16日13時時点のスケブコイン(SKEB)の価格は0.29円水準(Zaif)で推移している。

前日15日の米国株式市場のダウ平均は428.73ドル高(+1.26%)と大幅反発。6月連邦公開市場委員会(FOMC)で年内の追加利上げの可能性を示唆したことを警戒した売りが続いた。ただ、長期金利の低下が安心感に繋がり買いが再燃し、上昇に転じた。新規失業保険申請件数の予想以上の増加で利上げサイクル終了に近いとの期待も強まり相場を一段と後押しした。ナスダック総合指数は大幅続伸。一方、昨晩に岸田文雄首相が今国会会期中の衆議院解散を見送る考えを表明したことが失望感を誘い、日経平均は86.34円安と下落スタート。前場は軟調な展開が続いたが、後場の東京市場は買いが先行して始まった。昼休みの時間帯に、日銀が金融政策決定会合で大規模緩和の維持を決めたことが伝えられ、安心感が広がっているもよう。

暗号資産市場全体の時価総額は1兆343億ドル(Coin Market Cap)と前日から横ばい推移を継続している。ビットコインのハッシュレート(採掘速度)は上昇一服感が台頭しており、主要取引所の出来高は右肩下がりに減少している(Blockchain.com)。ビットコイン(BTC)のドミナンス(暗号資産市場全体に占めるビットコインの時価総額の割当)は、TradingViewのデータによると49.4 %まで上昇している。

2023年の1月末から2月初めには0.8円台まで上昇する動きを見せていたが、2月末からは大きく値を崩して0.3円まで下落、その後もじりじりと売り優勢の展開が続いて下げ幅を広げた。4月に入ってからも軟調推移を継続して0.2円台まで下落、5月からは0.2円を割って0.14円台で推移した。6月に入ると0.08円まで下落、前日には買い戻しが広がり0.12円まで回復した。本日は0.12円台でこう着感の強い動きとなっている。

海外プラットフォーマーによる表現の規制が問題となっている昨今、2021年2月には、大手クレジット会社から複数の出版社に対して、特定の表現がある場合クレジット決済が取り扱えなくなる旨の通知があった事実が発覚した。こうした中、新たな決済手段としてブロックチェーンに注目したのがSkeb Coinである。既存のSNS上でクリエイターへ投げ銭が可能となる新サービスでの利用や、Zaif Paymentでの決済可能資産にSkeb Coinを追加するなど、Skebをはじめとした国内のECサイトでの決済に利用できるユーティリティトークンとして活用される予定。2022年8月、Skeb CoinはIDOプラットフォーム「DAO Maker」でIDOを実施し、約4,100万円を調達するとともにSkeb Coinをローンチした。

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