6月23日のポルカドットの動向、買い戻し優勢も戻りは鈍い

2023.06.23

6月23日13時時点のポルカドット(DOT)の価格は695円水準(Zaif)で推移している。

前日22日の米国株式市場のダウ平均は4.81ドル安(-0.01%)と小幅に続落。連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が2日目の議会証言で年内2回の追加利上げが適切になる可能性を繰り返し下落。一方、根強い人工知能(AI)技術革新への期待感からハイテクの押し目買いが強まり、ナスダック総合指数は終日堅調に推移、終盤にかけて上げ幅を拡大した。ダウ平均もハイテク株高に支えられて下げ幅を縮小。まちまちで終了した米株市場を受けて、日経平均は193.47円高からスタート。前場中ごろから売りが加速すると一気に33000円を割り込み、一時32693.57円(571.31円安)まで下落した。その後は安値圏でのもみ合い展開となっている。

暗号資産市場全体の時価総額は1兆1689億ドル(Coin Market Cap)と前日から横ばいで推移している。ビットコインのハッシュレート(採掘速度)は右肩下がりの推移を継続している一方で、主要取引所の出来高は大きく増加している(Blockchain.com)。ビットコイン(BTC)のドミナンス(暗号資産市場全体に占めるビットコインの時価総額の割当)は、TradingViewのデータによると51.4 %まで上昇している。

ポルカドット(DOT)は2023年に入って暗号資産相場の盛り上がりとともに、1月1日の始値567円から2月20日高値1025円まで上昇した。ただ、3月中旬にかけて売り優勢の展開となり軟調推移、3月12日に710円台で下げ渋った。その後は4月半ばにかけて950円まで持ち直したものの、再度売り優勢の展開となった。5月からは700円から770円のレンジでもみ合い展開となったが、6月に入ってSECがバイナンスとCEOのCZを提訴したことを受けて一時590円まで下落。直近では買い戻しが優勢となったものの戻りは鈍く、本日は695円でスタート、その後は買い優勢の展開となっている。特段個別材料は出ていない。

ポルカドットは、Web3財団というスイスの財団が開発した。Web3財団の創設者の中には、イーサリアムの共同創設者ギャビン・ウッド氏も含まれており、その点からもポルカドットは多くの期待と注目を集めている。ポルカドットでは様々なブロックチェーン同士をつなぎ、相互運用できる分散型のWeb世界の実現を目指している。

筆者一覧

 
人気の記事

最近の記事

SNSでシェアする

タグ一覧

ピックアップ