7月1日のアスターの動向、11円付近で推移

2024.07.01

7月1日8時時点のアスター(ASTAR)の価格は11円付近で推移している。

前週末の米国株式市場は反落。ダウ平均は45.20ドル安の39,118.86、ナスダック指数は126.08ポイント安の17,732.60で取引を終了した。5月PCE価格指数(コア)の鈍化を受けインフレ再加速への懸念が後退、FRBによる利下げ観測が強まり相場を支えたが、ダウは決算が失望されたナイキが重しとなり下げて始まった。ナスダックは一時、過去最高値を付ける場面があったが、最新の経済指標を消化した後は下落に転じ、主要株式指数は小幅に下落して取引を終えた。セクター別では銀行、運輸などが上昇。耐久消費財・アパレルの下げが目立った。

暗号資産市場全体の時価総額は2兆3100億ドル(Coin Market Cap)と前週末からやや増加している。ビットコインのハッシュレート(採掘速度)は下落しているなか、主要取引所の出来高は減少傾向にある(Blockchain.com)。ビットコイン(BTC)のドミナンス(暗号資産市場全体に占めるビットコインの時価総額の割当)は、TradingViewのデータによると54.8%で推移している。

アスターは2024年1月1日に19円を付けた後、一時26円まで上昇したが利食い売りが広がり16円台まで下落した。その後は、買い戻しの動きが広がり29円まで上げ幅を広げたが、3月以降はじりじりと上げ幅を縮小し、手掛かり材料に乏しいなか4月以降も軟調推移を継続した。直近では12円を割って11円付近で売り手優位の状況が続いている。

3月6日には、イーサリアム・レイヤー2「Astar zkEVM」をローンチした。Astar zkEVMは、イーサリアムのセキュリティや開発環境を継承しながら、高速処理・安価な取引手数料を実現するようだ。具体的には、ゼロ知識証明(zk)技術を活用しており、取引手数料(ガス代)は、イーサリアムと比較して約95%〜98%削減され、他のレイヤー2と比較しても安価になるという。Astar zkEVM上では、既に40以上の日本企業やWeb3プロジェクトがカプセルトイの形式でNFTを提供開始している。

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