7月20日のフィスココインの動向、168円台で推移

2023.07.20

7月20日11時時点のフィスココイン(Skeb)の価格は47円水準(Zaif)で推移している。

前日19日の米国株式市場のダウ平均は109.28ドル高(+0.31%)と続伸。金融の好決算が続き、買いが先行。長期金利の低下がハイテクを支え、相場全体を押し上げた。また、良好な経済指標を受けて景気後退懸念が緩和しつつあり投資家心理が改善したほか、今週発表が予定されている主要企業の好決算を期待した買いから終日堅調に推移した。ナスダック総合指数も小幅に続伸、主要株価指数が堅調に推移した米株市場を横目に、20日の日経平均は92.68円安の32803.35円と3日ぶり反落して取引を開始した。その後は売り優勢の展開となっている。

暗号資産市場全体の時価総額は1兆2058億ドル(Coin Market Cap)と前日から横ばいで推移している。ビットコインのハッシュレート(採掘速度)は上昇一服感が台頭しており、主要取引所の出来高はさえない動きが続いている(Blockchain.com)。ビットコイン(BTC)のドミナンス(暗号資産市場全体に占めるビットコインの時価総額の割当)は、TradingViewのデータによると49.8%となった。

2023年に入って右肩上がりで上昇してきたビットコインやほかのアルトコインとは対照的に、フィスココインは右肩下がりの展開が続いていた。1月1日の始値275円を付け、3月中旬に160円付近で下げ渋った。その後も売り優勢の展開となりじりじりと下げ幅を広げ、5月には138円台で横ばい推移を継続。6月に入って米証券取引委員会(SEC)の規制強化を受けて暗号資産市場全体が軟調に推移すると連れ安となり、120円台まで下落。ただ、14日以降買い戻しが広がり7月にかけて急騰、一時200円まで回復した。直近では売りが優勢となり160円台まで下落、本日は168円付近で推移している。

FSCC の利用範囲の拡大とDApps及びDeFiの概念を活用した新規ビジネスの創造を目指しているFDAPは現在、第29回FSCC レンディングを募集している。現在の貸借料率は 35.5%。そのほか、7月12日時点で395,021.87111529FSCC(浮動枚数に占める割合4.9%)がレンディングの対象となっている。フィスコは、3月に投資情報サイト「フィスコ web」に Learn to Earn 機能を実装し、5月には獲得したポイントと FSCC を交換できる機能を実装した。

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