7月24日のモナコインの動向、70円台まで回復

2023.07.24

7月24日15時時点のモナコイン(MONA)の価格は62円水準(Zaif)で推移している。

前週末21日の米国株式市場のダウ平均は2.51ドル高(+0.01%)と小幅高。景気見通しへの楽観的な見方を背景とした買いが続いた。ただ、ナスダックは大型ハイテク株の優位性を低下させることを目的としたナスダック100指数のリバランスを24日に控えていることや大口オプション期日を迎えたことで、終盤にかけ調整的な取引が強まった。ナスダック指数は小幅安、もみ合い展開となった米株市場を横目に、7月24日の日経平均は前週末比343.89円高の32648.14円と3日ぶりの大幅反発でスタート。その後はプラス圏で堅調に推移した。

暗号資産市場全体の時価総額は1兆1923億ドル(Coin Market Cap)とやや減少している。ビットコインのハッシュレート(採掘速度)は右肩上がりでの推移を継続している一方で、主要取引所の出来高は減少している(Blockchain.com)。ビットコイン(BTC)のドミナンス(暗号資産市場全体に占めるビットコインの時価総額の割当)は、TradingViewのデータによると50.1%となった。

モナコインは、2023年に入って暗号資産市場全体の盛り上がりを追い風にじりじりと上げ幅を広げ、2月8日に年初来高値100円をつけた。その後軟調に推移して安値59円まで値を下げた。5月初旬以降は再び売り優勢の展開となりじりじりと下げ幅を広げ、6月にはSECの規制強化の動向を受けてモナコインも連れ安となり一時50円を割った。ただ、PoSコインなどのアルトコインと比較して下げ幅は限定的となり、7月初めにかけて買い戻しが広がり69円まで回復。直近も買い手優位の状況が続いて70円付近で推移、本日は70円でスタートした後、やや軟調に推移した。

モナコインは、数少ないPoW銘柄の一つである。日本の掲示板「2ちゃんねる」で有名なアスキーアート「モナー」をモチーフにして2013年12月に誕生した国産暗号資産(仮想通貨)。最近では、トークン発行プラットフォームであるMonapartyを用いたNFTやFTの発行、購入手段としての利用が増えてきている。2023年10月頃に3度目の半減期を控えている。

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