7月27日のFC琉球コインの動向、0.29円で小動き
2023.07.27
7月27日10時時点のFC琉球コイン(FCR)の価格は0.29円水準(Zaif)で推移している。
前日26日の米国株式市場のダウ平均は82.05ドル高(+0.23%)と続伸。連邦準備制度理事会(FRB)はFOMCで予想通り0.25ポイントの利上げ再開を決定。パウエル議長が今後の政策をデータ次第で会合ごとに決定していく方針を示すと、利上げペースが一段と鈍化するとの見方が強まり、金利低下に伴う買い戻しからダウ平均はプラス圏を回復。一方、ナスダックは下げを埋められず反落、まちまちとなった米株市場を横目に、27日の日経平均は144.65円安の32523.69円と3日続落して取引を開始した。その後はプラス圏に浮上する展開となっている。
暗号資産市場全体の時価総額は1兆1822億ドル(Coin Market Cap)と前日からやや増加している。ビットコインのハッシュレート(採掘速度)は右肩上がりで上昇を続ける一方で、主要取引所の出来高は減少一服感が台頭している(Blockchain.com)。ビットコイン(BTC)のドミナンス(暗号資産市場全体に占めるビットコインの時価総額の割当)は、TradingViewのデータによると49.8%で推移している。
FC琉球コインは、暗号資産市場の盛り上がりに連れて2023年の1月末から1月中旬にかけて0.2円台から0.32円台まで上昇する動きを見せた。その後は4月に0.34円まで上げ幅を広げたが、買いは続かず再度軟調な展開となった。5月以降は、0.3円付近でもみ合う動きが続いた。本日は0.29円でスタートした後、動意の乏しい展開となっている。
FC琉球コインは、沖縄初のJリーグ加盟サッカークラブ、FC琉球の運営会社が発行するERC-20トークンである。トークンパートナーとしての権利、選手やチームへの投げ銭、クラブ運営における投票への参加権などを用途として発行されている。2022年4月27日から5月18日の期間、GMOコインを通じてIEOを実施し、総発行量10億FCRの45%となる4.5億FCRを10億3950万円で販売して資金調達に成功した。募集価格は1FCRあたり2.2円で、募集1口あたり2,500FCR(5,500円)、最大申込口数は9,000口=2,250万FCR(4,950万円)であった。
※画像はGMOコインのチャートから引用