7月3日のフィナンシェトークンの動向、0.17円台で推移
2023.07.03
7月3日14時時点のフィナンシェトークン(FNCT)の価格は0.17円(Zaif)で推移している。
暗号資産市場全体の時価総額は1兆2079億ドル(Coin Market Cap)と前週末から増加している。ビットコインのハッシュレート(採掘速度)は再度上昇に転じるなか、主要取引所の出来高は減少に転じている(Blockchain.com)。ビットコイン(BTC)のドミナンス(暗号資産市場全体に占めるビットコインの時価総額の割当)は、TradingViewのデータによると51.0%で推移している。
2023年3月16日にコインチェックに新規に上場したフィナンシェトークンは、上場初日に一時3.1円を付けた。翌日17日の終値は販売価格0.41円から約3倍となる1.15円に。ただ、換金売りが優勢となり大きく下げ幅を広げて0.2円台まで下落、その後0.3円台で推移していたものの4月末には0.3円を割り、5月からは一段安となり0.20円まで下落。6月に入ってもじりじりと下げ幅を広げて0.17円台で推移、本日も0.17円付近でこう着感の強い展開となっている。特段個別の材料も出ていない。
フィナンシェトークンは、プラットフォーム「FiNANCiE」で使用されるERC-20規格のユーティリティトークンである。NFTの発行・販売・管理を通してスポーツクラブやクリエイターのデジタル資産に価値を付与するだけでなく、コミュニティ活性化に貢献するサポーターにメリットを還元できる仕組みを構築する。6月28日には、マイネット創業者上原仁氏がフィナンシェの顧問に就任したと発表された。
2023年2月21日から3月7日に亘り募集されたCoincheck IEOを通じてIEOが実施され、総発行量200億FNCTの13%となる26億FNCTを10億6,600万円で販売し、資金調達に成功した。募集価格は1FNCTあたり0.41円で、募集1口あたり10,000FNCT(4,100円)、最大申込口数は2,000口=2000万FNCT(820万円)であった。実際の申し込み額は、目標額を大きく超え約200億円で、18.78倍の申し込み倍率だった。
画像:コインチェックチャートから引用