8月22日のフィナンシェトークンの動向、0.36円台で推移
2023.08.22
8月22日13時時点のフィナンシェトークン(FNCT)の価格は0.36円台で推移している。
暗号資産市場全体の時価総額は1兆505億ドル(Coin Market Cap)と前日から減少している。ビットコインのハッシュレート(採掘速度)は再度最高値を更新する一方で、主要取引所の出来高は増加している(Blockchain.com)。ビットコイン(BTC)のドミナンス(暗号資産市場全体に占めるビットコインの時価総額の割当)は、TradingViewのデータによると49.1%で推移している。
2023年3月16日にコインチェックに新規に上場したフィナンシェトークンは、上場初日に一時3.1円を付けた。翌日17日の終値は販売価格0.41円から約3倍となる1.15円に。ただ、換金売りが優勢となり大きく下げ幅を広げて0.2円台まで下落、6月に入って暗号資産市場全体が軟調に推移すると、フィナンシェトークンもじりじりと下げ幅を広げて0.12円まで下落した。その後、買い戻しが優勢となり0.25円付近まで上昇、7月末以降もじりじりと上げ幅を広げて8月中旬には一時0.45円まで回復した。直近は0.36円台で推移しており、今後の動向に注目しておきたい。
フィナンシェトークンは、プラットフォーム「FiNANCiE」で使用されるERC-20規格のユーティリティトークンである。NFTの発行・販売・管理を通してスポーツクラブやクリエイターのデジタル資産に価値を付与するだけでなく、コミュニティ活性化に貢献するサポーターにメリットを還元できる仕組みを構築する。同コインは、Coincheck IEOを通じてIEOが実施され、総発行量200億FNCTの13%となる26億FNCTを10億6,600万円で販売し、資金調達に成功した。募集価格は1FNCTあたり0.41円で、募集1口あたり10,000FNCT、最大申込口数は2,000口=2000万FNCTであった。実際の申し込み額は、目標額を大きく超え約200億円で、18.78倍の申し込み倍率だった。
画像:コインチェックチャートから引用