8月24日のフィスココインの動向、FSCCプロジェクト四半期報告を開示

2023.08.24

8月24日10時時点のフィスココイン(FSCC)の価格は136円台で推移している。

前日23日の米国株式市場のダウ平均は184.15ドル高(+0.54%)と反発。8月製造業・サービス業の購買担当者景気指数(PMI)が予想を下回ったため、連邦準備制度理事会(FRB)の年内の追加利上げ観測が後退し、買いが先行。長期金利が大きく低下したことでハイテクも買われ、相場全体を押し上げた。ナスダックは大幅続伸、主要株価指数がそろって上昇した米株市場を横目に、24日の日経平均は120.26円高の32130.52円と4日続伸して取引を開始した。その後は上げ幅を縮小して上値の重い展開となっている。

暗号資産市場全体の時価総額は1兆666億ドル(Coin Market Cap)と前日から横ばいで推移している。ビットコインのハッシュレート(採掘速度)は再度最高値を更新する一方で、主要取引所の出来高も増加している(Blockchain.com)。ビットコイン(BTC)のドミナンス(暗号資産市場全体に占めるビットコインの時価総額の割当)は、TradingViewのデータによると49.2%で推移している。

2023年に入って右肩上がりで上昇してきたビットコインやほかのアルトコインとは対照的に、1月1日の始値275円を付けて以降フィスココインは右肩下がりの推移が続いていた。6月に入って米証券取引委員会(SEC)の規制強化を受けて暗号資産市場全体が軟調に推移すると連れ安となり、一時120円台まで下落した。ただ、14日以降買い戻しが広がり7月にかけて200円まで急回復し、同水準でもみ合い展開となっていた。しかし、再度利食い売りが優勢となり7月末に130円台まで値を下げ、直近は一時130円を割って128円をつけるなど、さえない展開が続いている。

FSCC の利用範囲の拡大とDApps及びDeFiの概念を活用した新規ビジネスの創造を目指しているFDAPは15日、FSCCプロジェクト四半期報告を開示した。FSCCレンディングの枚数を需給逼迫施策のKPIの1つとして重視しており、2021年に策定した目標では、2021年末に85,446FSCC、2022年末に180,000FSCC、2023年末に300,000FSCC、2024 年末に420,000FSCC、2025年末に540,000枚を掲げている。2023年6月現在で395,021FSCCを達成していることが明らかになり、2023年末の目標を既に超過した。現在FSCCレンディングは第31回募集をスタートしており、貸借料率は 18.11%となっている。フィスコは、3月に投資情報サイト「フィスコ web」に Learn to Earn 機能を実装し、5月には獲得したポイントと FSCC を交換できる機能を実装した。

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