8月27日のカイカコインの動向、2.5円付近で推移

2024.08.27

8月27日8時時点のカイカコイン(CICC)の価格は2.5円付近で推移している。

前日26日の米国市場のダウ平均は65.44ドル高の41,240.52ドル、ナスダックは152.02pt安の17,725.77ptで取引を終了した。連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長のジャクソンホール会合での講演を受けた利下げ期待に引き続き買われ、寄り付き後、上昇。その後、耐久財受注やダラス連銀製造業活動指数が予想を上回ったためソフトランディング期待にダウは続伸、中東情勢への懸念が上値を抑制し終盤にかけ失速も過去最高値を更新した。長期金利の上昇に加え、決算を控えエヌビディア(NVDA)など半導体セクターの下落が重しとなりナスダックは売りに転じ、終日軟調に推移した。

暗号資産市場全体の時価総額は2兆2100億ドル(Coin Market Cap)と前日から小幅に減少している。ビットコインのハッシュレート(採掘速度)は過去最高を更新した後は上昇一服感が台頭し、主要取引所の出来高は横ばい推移が続く(Blockchain.com)。ビットコイン(BTC)のドミナンス(暗号資産市場全体に占めるビットコインの時価総額の割当)は、TradingViewのデータによると57.6%で推移している。

カイカコインは、2月中旬まで3.2円付近の底値圏で推移していたが、2月末から水準を切り上げていた。3月に入っても買い優勢の展開が続き一時5.4円まで上げ幅を広げた。その後は利食い売りが広がり4円台まで下落し、5月に4円を割ると6月に入ってもじりじりと下げ幅を広げて3円を割った。直近は買い戻しの動きは限定的で、2.5円台で横ばい推移となっている。

2023年9月に新たなビジョンを掲げたライトペーパーを発表して以降、GameFiという新領域を中心にWeb3に関連した利用シーンを増やしており、子会社が運営するNFTのマーケットプレイス「Zaif INO」にて、NFTの購入支払に使えるようになった。また、決済通貨に採用されるなど他社サービスとの連携も実施している。

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