6月16日のフィナンシェトークンの動向、じりじりと下げ幅を広げる展開
2023.06.16FISCO
2023.09.20
9月20日9時時点のポルカドット(DOT)の価格は610円台で推移している。
暗号資産市場全体の時価総額は1兆774億ドル(Coin Market Cap)と前日から横ばいで推移している。ビットコインのハッシュレート(採掘速度)は再度最高値を更新して上昇する一方で、主要取引所の出来高は増加に一服感が台頭している(Blockchain.com)。ビットコイン(BTC)のドミナンス(暗号資産市場全体に占めるビットコインの時価総額の割当)は、TradingViewのデータによると50.2%に上昇している。
ポルカドット(DOT)は1月1日の始値567円から暗号資産市場の盛り上がりに連れて2月に高値1025円まで上昇した。ただ、3月中旬にかけて売り優勢の展開となり軟調推移。その後は4月半ばにかけて950円まで持ち直したものの、じりじりと下げ幅を広げる展開となった。6月に入ってSECのPoSコインに対する規制発言を受けて一時590円まで下落。7月にかけて買い戻しが優勢となり800円台まで回復するも、買いは続かず、8月中旬に700円を割ると9月には一時580円まで下落した。直近は600円台まで回復しているが、本日は611円でスタートした後、冴えない値動きとなっている。
ポルカドットは、Web3財団というスイスの財団が開発した。Web3財団の創設者の中には、イーサリアムの共同創設者ギャビン・ウッド氏も含まれており、その点からもポルカドットは多くの期待と注目を集めている。ポルカドットでは様々なブロックチェーン同士をつなぎ、相互運用できる分散型のWeb世界の実現を目指している。