10月25日のアスターの動向、7円台で推移

2023.10.25

10月25日9時時点のアスター(ASTAR)の価格は7円台で推移している。

週明け23日の米国株式市場の204.97ドル高(+0.62%)、S&P500は30.64ポイント高(+0.73%)とそれぞれ反発、ナスダック総合指数は121.55ポイント高(+0.93%)と続伸した。中東情勢悪化への警戒感が緩和するなか、10月のPMIが予想を上回ったため成長期待も買い材料になったほか、企業の好決算を好感した買いも目立った。また、金利が安定したほか今週発表される決算への期待にハイテク株も強くナスダック総合指数は続伸、終日堅調に推移した米株市場を横目に、日経平均は240.16円高の31302.51円と上昇してスタート。その後もプラス圏で堅調に推移している。

暗号資産市場全体の時価総額は1兆2500億ドル(Coin Market Cap)と前日から増加している。ビットコインのハッシュレート(採掘速度)は再度年初来高値を更新して右肩上がりで推移する一方で、主要取引所の出来高は増加している(Blockchain.com)。ビットコイン(BTC)のドミナンス(暗号資産市場全体に占めるビットコインの時価総額の割当)は、TradingViewのデータによると54.0%で推移している。

アスター(ASTAR)は2023年に入って暗号資産相場の盛り上がりとともに2月には高値15円まで急騰した。ただ、4月後半から軟調に推移して6月に入ってSECのPoSコインに対する規制発言を受けて一時4.8円台まで急落。その後は、買い戻しが優勢となり6.5円付近まで回復、全体相場がさえない中8月後半には一時9.9円まで上げ幅を広げた。9月以降は買いが続かず利食い売りが優勢に、直近は一時6円を割った。しかし、前日からはビットコインの上昇に連れ高となり8.6円まで回復した。本日は7.7円でスタートした後、軟調推移となっている。

Astar Networkは日本発のパブリックブロックチェーンである。開発を主導するステイクテクノロジーズは9月、イーサリアムのレイヤー2となる「Astar zkEVM Powered by Polygon」の提供予定を発表した。「Astar zkEVM」提供にあたり、ポリゴンラボと協業し、ゼロ知識証明を活用した「Polygon CDK」によって開発されるようだ。「Astar zkEVM」は、アスターネットワークの相互運用性に加え、高度な処理能力・拡張性・安全性・UXを実現できるという。ガス代については、テストネットにおいてはイーサ(ETH)を用いる。そのほか、Polychain、Crypto.com Capital、などの大手暗号資産ファンド、Ethereum及びPolkadotを創業したGavin Wood氏、などから資金を調達している。ガバナンストークンである「ASTR」は、大手仮想通貨取引所のBinance、OKEx、バイナンスUS、などに上場している。

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