2月8日のビットコインの動向、パウエル議長の発言受けやや買い優勢か

2023.02.08

2月8日13時時点のビットコインの価格は3,020,000円水準(Zaif)で推移している。

7日の米株式市場でダウ平均は265.67ドル高(+0.78%)と反発。米連邦準備制度理事会(FRB)高官がタカ派色と強めたことで売りが先行した。その後、パウエル議長がディスインフレの初期段階にあるとの見解を改めて示すと、安心感から上昇に転換。議長の利上げ長期化を示唆する発言により一時荒い展開も見られたが、年内に利上げ終了の軌道は変わらないとの見方から終盤にかけて上げ幅を拡大した。ナスダック総合指数は+1.90%と3日ぶり反発。日経平均は5.27円高からスタートも、為替の円高進行や指数寄与度上位銘柄の決算を受けた急落が重しとなりすぐに下落に転じると、一時27458.53円まで下げ幅を拡大。一方、27500円割れからは押し目買いなども入り、その後は下げ渋った。

前日のコインベースは4.25%安。マイクロストラテジーは0.65%高。暗号資産市場全体の時価総額は1兆891億ドル(Coin Market Cap)と連日横ばい推移が継続している。ビットコインのハッシュレート(採掘速度)は急落していたが、反発の兆しを見せている。ただ、主要取引所の出来高は前週から横ばい推移となっている(Blockchain.com)。

前日のワシントン・エコノミッククラブでのインタビューで、パウエルFRB議長は連邦公開市場委員会(FOMC)後の会見と同様にディスインフレに言及した。大きくタカ派には傾かなかったことで目先の安心感を誘ったが、今後も強い雇用データが続けば、ターミナルレートが最新のドットチャートが示す中央値5.125%を上回る可能性にも言及している。パウエル議長のディスインフレ発言の継続を好感し、投資家心理はやや改善したものの、債券市場では金利の上昇が続き、米10年債利回りは3.67%と3日続伸した。

本日のビットコインは305万円台(Zaif)で推移。始値303万円台でスタート、その後は安値300万円から高値306万円までの小幅な値動きでとどまっている。前日と同様に、ローソク足は上下に髭を伴う陽線を形成しており、売り買いが交錯している。ただ、テクニカル面では50日移動平均線と200日線のゴールデンクロスが21年9月以来1年5ヶ月ぶりに示現したようで、市場ではポジティブな声も散見されている。

※チャートはBTC/JPYの日足、25日MA、100日MA、200日MA

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