9月6日のスケブコインの動向、0.32円台での推移続く

2023.09.06

9月6日9時時点のスケブコイン(Skeb)の価格は0.32円台で推移している。

連休明け5日の米国株式市場のダウ平均は195.74ドル安(-0.56%)と反落。サウジアラビアやロシアが減産延長計画を発表し、供給ひっ迫による原油高でインフレも長期化するとの懸念が浮上した。年内の利上げ観測も根強く長期金利の上昇を警戒した売りが強まり、下げ幅を拡大した。ナスダック総合指数もプラス圏を維持できず下落で終了、主要株価指数がそろって軟調に推移した米株市場を横目に、5日の日経平均は2.23円高の32941.41円と7日続伸して取引を開始した。ただ、買いは続かずマイナス圏に転落、下げ幅を広げる展開となっている。

暗号資産市場全体の時価総額は1兆412億ドル(Coin Market Cap)と前日から横ばいで推移している。ビットコインのハッシュレート(採掘速度)は再度上昇しており、主要取引所の出来高も増加に転じている(Blockchain.com)。ビットコイン(BTC)のドミナンス(暗号資産市場全体に占めるビットコインの時価総額の割当)は、TradingViewのデータによると49.1%で推移している。

2023年の1月末から2月初めには0.8円台まで上昇する動きを見せていたが、2月末からは大きく値を崩して0.3円まで下落、その後も軟調な展開となり5月からは0.2円を割って0.14円台で推移した。さらに、6月に入ると暗号資産市場の急落を受けて0.08円まで下落。6月末からは買い戻しが広がり7月には一時0.38円まで急騰、8月に入って0.40円を超える水準まで上げ幅を広げた。ただ、直近は売り優勢の展開が続いており0.23円台で推移している。

海外プラットフォーマーによる表現の規制が問題となっている昨今、2021年2月には、大手クレジット会社から複数の出版社に対して、特定の表現がある場合クレジット決済が取り扱えなくなる旨の通知があった事実が発覚した。こうした中、新たな決済手段としてブロックチェーンに注目したのがSkeb Coinである。既存のSNS上でクリエイターへ投げ銭が可能となる新サービスでの利用やZaif Paymentでの決済可能資産にSkeb Coinを追加するなど、Skebをはじめとした国内のECサイトでの決済に利用できるユーティリティトークンとして活用される予定。2022年8月、Skeb CoinはIDOプラットフォーム「DAO Maker」でIDOを実施し、約4,100万円を調達するとともにSkeb Coinをローンチした。

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