3月11日のアスターの動向、24円付近で推移

2024.03.11

3月11日9時時点のアスター(ASTAR)の価格は24円台で推移している。

前週末8日の米国市場のダウ平均は68.66ドル安(-0.18%)と反落。2月雇用統計が労働市場の減速を証明したため利下げ期待を受けた買いが広がった。ただ、エヌビディアが過去最高値を更新後、下落に転じ同セクターでの利益確定売りに拍車をかけ、相場全体を押し下げた。ナスダック総合指数も大幅反落、主要株価指数がそろって下落した米株市場を横目に、日経平均株価は軟調に推移している。

暗号資産市場全体の時価総額は2兆6000億ドル(Coin Market Cap)と前週末から増加している。ビットコインのハッシュレート(採掘速度)は上昇一服感が台頭している一方で、主要取引所の出来高は急増している(Blockchain.com)。ビットコイン(BTC)のドミナンス(暗号資産市場全体に占めるビットコインの時価総額の割当)は、TradingViewのデータによると53.6%で推移している。

アスター(ASTAR)は2024年1月1日に19円を付けた後、一時26円まで上昇したが利食い売りが広がり16円台まで下落した。その後は、買い戻しの動きが広がり29円まで上げ幅を広げた。直近は、ビットコインやイーサリアムが史上最高値を更新するなか、過熱感から利食い売りが広がり20円台まで下落したものの、再度持ち直して本日は24円台で推移している。

3月6日には、イーサリアム・レイヤー2「Astar zkEVM」をローンチした。Astar zkEVMは、イーサリアムのセキュリティや開発環境を継承しながら、高速処理・安価な取引手数料を実現するようだ。具体的には、ゼロ知識証明(zk)技術を活用しており、取引手数料(ガス代)は、イーサリアムと比較して約95%〜98%削減され、他のレイヤー2と比較しても安価になるという。Astar zkEVM上では、既に40以上の日本企業やWeb3プロジェクトがカプセルトイの形式でNFTを提供開始している。

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