7月28日のビットコインの動向、一時405万円まで下げ幅広げる

2023.07.28

7月28日11時時点のビットコイン(BTC)の価格は409万円水準(Zaif)で推移している。

前日27日の米国株式市場のダウ平均は237.40ドル安(-0.67%)と反落。連邦準備制度理事会(FRB)がタカ派色を弱めたため金利高を警戒した売りが後退した。4-6月期の国内総生産(GDP)の伸びが加速したほか、週次失業保険申請件数も前回から減少し労働市場の強さが証明されたため景気後退懸念が緩和した。ただ、年内の追加利上げ観測も再燃し長期金利の上昇が警戒されて売りに転換。また、日銀金融政策決定会合で政策を修正するとの観測報道も警戒感を誘ったようで、終盤にかけ下げ幅を拡大した。ナスダックは続落、主要株価指数がそろって下落した米株市場を横目に、28日の日経平均は446.74円安の32444.42円と反落して取引を開始した。その後は軟調な展開となっている。

暗号資産市場全体の時価総額は1兆1810億ドル(Coin Market Cap)と前日から横ばいで推移している。ビットコインのハッシュレート(採掘速度)は右肩上がりで上昇を続ける一方で、主要取引所の出来高は減少傾向にある(Blockchain.com)。ビットコイン(BTC)のドミナンス(暗号資産市場全体に占めるビットコインの時価総額の割当)は、TradingViewのデータによると49.7%で推移している。

2023年1月から月足で陽線を4か月続けて形成したビットコインだが、5月は陰線を形成。6月に入ってからはSECのバイナンスやDefi関連銘柄への規制強化を受けて暗号資産市場全体が軟調に推移した一方で、6月後半には米資産運用大手ブラックロックがビットコインETFを申請したことを皮切りに、複数社が現物型ビットコインETFの上場申請を行い450万円まで急騰した。現状、7月に入ってからは利食い売りが優勢となり月足では陰線を形成している。

本日のビットコインは始値415万円台でスタート、その後は売り優勢の展開となり安値405万円まで下げ幅を広げた。前日には連邦準備制度理事会(FRB)はFOMCで予想通り0.25ポイントの利上げ再開を決定。サプライズはなかったものの、米10年債利回りは4%まで上昇しており、日銀が金融政策決定会合で政策を修正するとの観測報道も警戒感を誘い、軟調に推移している可能性がある。本日の日銀金融政策決定会合、植田日銀総裁の会見を通過するまでは、買い手控え要因となりそうだ。そのほか、米テスラは19日引け後に第2四半期決算を発表しており、ビットコインの保有に変更はなかった。引き続き、ビットコイン現物ETFの審査状況は随時注目しておきたいところ。

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