7月28日のライトコインの動向、1.2万円台で推移

2023.07.28

7月28日11時時点のライトコイン(LTC)の価格は1.2万円台(Zaif)で推移している。

暗号資産市場全体の時価総額は1兆1810億ドル(Coin Market Cap)と前日から横ばいで推移している。ビットコインのハッシュレート(採掘速度)は右肩上がりで上昇を続ける一方で、主要取引所の出来高は減少傾向にある(Blockchain.com)。ビットコイン(BTC)のドミナンス(暗号資産市場全体に占めるビットコインの時価総額の割当)は、TradingViewのデータによると49.7%で推移している。

ライトコインは2023年から右肩上がりで上昇しており、2月中旬に1.4万円をつけた。その後は、3月11日にかけて大きく値を下げたが、翌日から切り返して再度右肩上がりに上げ幅を拡大、その後は1万円から1.3万円台のレンジでもみ合う展開となった。6月に入って米証券取引委員会(SEC)がバイナンスとCEOのCZを提訴したことを受けてライトコインも大幅に下落したが、半減期が迫る中ビットコインの上昇を追い風に買い戻しが広がり1.65万円台まで急回復した。ただ、7月に入って利食い売りが優勢となり1.25万円まで値を下げており、本日は1.27万円水準で小動きとなっている。

ライトコインは、PoW銘柄の一つで2011年10月開始以来2度の半減期を迎えている。現状、3回目の半減期が迫っており2023年8月2日に報酬が12.5LTCから6.25LTCに減少する。ビットコインプロトコルからフォークしたP2P型の暗号資産で、ビットコインに次ぐ長い歴史を持つ。元々、取引処理速度の遅さやマイニングの独占など、ビットコインのいくつかの欠点を改善するために作られた。ビットコインが「価値の保存」の媒体として進化したのに対し、LTCは日常的な取引で使用されることを前提に作られたため「金であるビットコインに対して、ライトコインは「銀」だと言われ、ビットコインを補完するための存在であることがしばしば強調されている。

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