9月4日のトロンの動向、11円台で小動き

2023.09.04

9月4日9時時点のトロン(TRX)の価格は11円台で推移している。

暗号資産市場全体の時価総額は1兆437億ドル(Coin Market Cap)と前日から横ばいで推移している。ビットコインのハッシュレート(採掘速度)は再度反転の動きを見せており、主要取引所の出来高も増加に転じている(Blockchain.com)。ビットコイン(BTC)のドミナンス(暗号資産市場全体に占めるビットコインの時価総額の割当)は、TradingViewのデータによると49.3%で推移している。

1月25日にZaifに上場したトロンは2月に入って右肩上がりで推移、一時9.9円まで上昇した。3月に安値7.4円をつけたが、9円台まで値を戻す動きを見せると5月以降も買い優勢の展開となり高値11円まで上昇した。SECの規制発言などを受けて6月10日には暗号資産市場全体が軟調に推移、トロンも9.4円まで下落した。ただ、リップル社への有利な判決が証券性を指摘されていたアルトコインへの追い風となり、7月には13円まで上昇した。その後は利食い売りが広がり10円台まで下落、直近は11円台で推移している。本日は11円でスタートした後、小動きとなっている。

トロンは、2017年にTRON Foundationで発行された暗号資産で現在はDAOによる運用に移行している。TRON FoundationはJustin Sunが2017年に立ち上げた非営利組織で、ある。イーサリアムと同様に、スマートコントラクトを利用して独自トークンを発行し、アプリケーション(DApps)の開発が行える。現在は、多くのゲームアプリなどのDAppsがTRXを基盤にして開発・配信されている。トロンでは、ブロックチェーン技術の特性を、デジタルコンテンツを配信する場に活用している。米国の暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンスUS(Binance.US)は18日、トロンの上場を廃止した。

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