12月20日のライトコインの動向、1万円付近で推移

2023.12.20

12月20日10時時点のライトコイン(LTC)の価格は1万円台で推移している。

暗号資産市場全体の時価総額は1兆5900億ドル(Coin Market Cap)と前日からやや減少している。ビットコインのハッシュレート(採掘速度)は再度上昇に転じる一方で、主要取引所の出来高は増加基調にある(Blockchain.com)。ビットコイン(BTC)のドミナンス(暗号資産市場全体に占めるビットコインの時価総額の割当)は、TradingViewのデータによると53.6%で推移している。

ライトコインは2023年から右肩上がりで上昇しており、2月中旬に1.4万円をつけた。4月以降はもみ合う展開となったが、6月に入って米証券取引委員会(SEC)がバイナンスとCEOのCZを提訴したことを受けてライトコインも大幅に下落。ただ、半減期が迫る中ビットコインの上昇を追い風に買い戻しが広がり1.65万円台まで急回復したが、再度利食い売りが広がり9月には一時8500円まで下落した。11月に入るとビットコインやアルトコインの上昇に連れ高となり1.1万円台に回復したが、直近は、ビットコインが大幅に上昇する中、ライトコインの上げ幅は限定的となっている。本日は1万円水準で小動きとなっている。

ライトコインは、PoW銘柄の一つで2011年10月開始以来3度の半減期を迎えている。2023年8月2日に報酬が12.5LTCから6.25LTCに減少した。ビットコインプロトコルからフォークしたP2P型の暗号資産で、ビットコインに次ぐ長い歴史を持つ。ビットコインが「価値の保存」の媒体として進化したのに対し、LTCは日常的な取引で使用されることを前提に作られたため「金であるビットコインに対して、ライトコインは「銀」だと言われ、ビットコインを補完するための存在であることがしばしば強調されている。

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